皆様、お久し振りです（＾＿＾）。 先日の雪が積もり今夜もまた雪の予報ですが、一日中零下の中、日課の自転車と早歩きを欠かさず楽しんでいます（＾＿＾）。道路は撒かれた雪が乾いて白くなり、両側に積まれた雪で狭くなっています。 昨年は色々あって大変忙しい一年で、全く投稿出来ませんでしたが、今日は写真ではなく、私が昨年知り合って仲良くなった若い友人の話を聞いて頂きたくて書いています。 我が家は昨年家の改装をしたのですが、彼とはそれで知り合いました。彼は大きなホームセンターからの依頼で、家中の窓２０個と、パティオのガラス戸を取り付けに来てくれた人でした。私は我が家で仕事をしてくれる色々な作業員に毎日必ず昼食代を渡し、時間があればおやつにお菓子を焼いたり、ドーナツを揚げたりして会話を楽しむのですが、彼とは特に話が弾み、その数日間で新しい友達が出来た、という感じでした。彼は３０歳ですから、私にしてみれば息子のようなもので、母性本能が働くのか、いつも私の子供達程の年代の若い人達と友達になってしまいます（＾O^)。 彼は渡米して５年。祖国ウクライナでは大企業のオフィスで働いていたそうで、お医者さんをしている祖国に住むご両親はアメリカでの彼の仕事振りを誇りには思っていないのだそうで、彼は渡米以前のようなオフィス勤めをしたいということで大学にも通っていますから、一日の仕事が終わっても家に帰って勉強をしたり、オンラインで試験を受けたりしています。我が家での仕事ぶりも大変真面目で、休憩を全く取らないのでこちらが心配した程で、お昼休みも取りませんでした。 そんな彼には日本に住む日本人の恋人がいます（＾＿＾）。詳しくは書きませんが、彼女は大変興味深い仕事をしていて、仕事でアメリカに来るそうです。そういう事もあって彼は日本が大好きなようで、私の事も・・・さんと、名字で呼びますし、色々と日本の事を聞かれました（＾＿＾）。 私は私で特に若い頃にロシアのバレエや絵画、オペラや小説、サーカスまでも大好きで親しんでいたので、ロシアに行って実際にエルミタージュ美術館に行ったり、ボリショイ・サーカスやバレエなど見るのが夢で、結婚する時にはその全てが体験できる二週間の、「ロシアの冬」というツアーを新婚旅行先にしました。 彼は、私がまだソ連だった頃のロシアに行った事にも驚いていましたが、私が結婚記念日に作るロシア料理の一つがウクライナのお正月料理だった事にも大変驚いて、ロシアの話や彼の好きな日本の話で盛り上がり、すっかり打ち解けて友達になった訳です（＾＿＾）。私はキッチンでいつも音楽をかけているのですが、その時にかけていたオペラでも話が合い、そんな私の事を祖国のお母さまや日本の恋人にも度々話してくれたようで、クリスマスに彼女が仕事でアメリカに来た時に我が家に来てくれることになっていたのですが、彼がコロナになってしまい、残念ながらクリスマスに会うことはできませんでした。 今回の戦争を毎日ニュースで見て彼が心配になり先週電話をした所、何と、早ければ今週にでもウクライナに行って戦うと聞き、びっくりしました。直接ウクライナには行けないので、まずは隣国のポーランドに行くのだそうですが、ウクライナのシェルターで身を潜めているご家族は彼には来て欲しくないのだそうです。でも彼は行くと決めています。私としては無事に帰ってきて、としか言えないので、今日も電話でそう言ったのですが、力強く、「大丈夫、必ずアメリカに帰ってくる。」と言っていました。私は、”Don’t be a hero.”とも言いました。彼もならないと答えてくれました。無事に戻ってきたらお互い渡せなかったクリスマス・ギフトを交換する為に食事に来てもらいたいですし,一度ロシア料理で招待することにもなっています（＾＿＾）。彼の無事と、祖国の皆さんの無事、この戦争がいい形で早く終わることを祈っています。 （2022年３月１日 　　m&m記）